沈没船から銀貨発見 600億円の価値? 大西洋 世界最大級の発見か
2007年5月19日(土)15:14
【ニューヨーク=長戸雅子】米フロリダ州の沈没船探査会社「オデッセイ・マリン・エクスプロレーション」は18日、大西洋に沈んだ船から銀貨50万枚以上などを発見したと発表した。AP通信によると、5億ドル(約600億円)の価値があると見積もられており、この種の発見としては世界最大級となる可能性がある。
沈没船は米国が英国の植民地だったころのものとみられ、希少貨幣の専門家はAP通信に対し、「その時代のものとして空前の規模だ。これに比較、匹敵しうるケースは思い浮かばない」と話している。
安全上の理由などからオデッセイ社は沈没船や発見場所の詳細は公表していないが、いずれの国の領海にも属していないという。一方、裁判所に提出された記録から銀貨は400年前の英国のものとみられ、金貨も含まれているもよう。同社はこの沈没船のコードネームを「ブラックスワン」と命名した。
同社は過去に複数回、高性能の潜水艇などを使って沈没船の発見に成功。2003年には、南北戦争終了直後に金貨や食料品、衣料品などを積み、ニューヨークからニューオーリンズに向かう途中でハリケーンに遭遇して沈んだ「リパブリック号」を引き揚げている。
過去最大級とされているのは、トレジャー・ハンターのさきがけとされる米国人のメル・フィッシャー氏が1985年にフロリダ沖で発見した17世紀のスペイン船の引き揚げで、4億5000万ドルの価値があったとされている。