内モンゴル:地場産業奨励、羊肉加工企業に優遇
内モンゴル自治区・シリンゴル(錫林郭勒)盟の東ウゼムチン(東烏珠穆)旗は質の良い羊の肉の産地として有名だが、食肉加工企業の進出は少なく、付加価値の高い商品の生産では遅れをとっている。東ウゼムチン旗の地方政府は、税制面での優遇や資本投資などを通して、進出企業の誘致に力を入れていきたい考えを示した。30日付で経済信速聯播が伝えた。
この地区で産出される羊肉の卸売り価格は現在、1キログラム当たり4-6元。他省で販売される羊肉の市場価格は昨年、3割ほど上がっているものの、畜産農家の収入は平年と変わらないままだという。
東ウゼムチン旗では昨年、200万頭あまりの羊を出荷したが、加工されて売りに出されたのはそのうちの80万頭ほどにすぎなかった。地方政府では200万頭すべてが加工を経て出荷されれば、単純計算で牧畜農家の収入は4億元あまり増えると試算。加工企業が進出すれば、年間十数億元もの利益を生み出す可能性があると見込んでいる。
なお、「盟」「旗」は内モンゴル独特の行政区分の名称で、「盟」は自治区のすぐ下の単位、「旗」はさらに下の単位となる。(編集担当:恩田有紀)