2007年04月20日(金曜日)-株式会社フィスコ<夕刊>
●本日の市場概況
225平均 17452.62 +80.65/出来高 17億9019万株/売買代金 22736億円
TOPIX 1710.07 +3.14/SP TOPIX 1503.59 +3.82
JASDAQ平均 2045.34 -8.14
「本格的なリバウンドは期待しづらい」
日経平均は上昇。80.65円高の17452.62円(出来高概算17億9000万株)で取引を終
えている。前日に上海などアジア市場が軒並み下げた影響が警戒されていた米国市
場では、NYダウが連日の過去最高値を更新したことで世界同時株安の懸念が打ち
消されたことから、日経平均はリバウンドスタートとなった。寄り付き段階で前日
に割り込んでいた一目均衡表の先行スパン(雲)上限を突破したほか、幅広い銘柄
が値を上げる格好となり、寄り付き直後には一時17502.02円と17500円を回復する場
面をみせている。
ただ、その後は次第に膠着感が強まり、上海市場が上昇して始まったことで一旦
は上を窺うものの積極的な買いは限定的であり、もみ合いが続いている。週末要因
もあり、後場に入ると一段と膠着感が強まっている。結局、日経平均は前場終値と
ほぼ同水準で取引を終えている。セクターでは、三井造、佐世保といった造船株が
引き続き強い動きを見せている他は、キヤノン、トヨタなど国際優良株の一角が上
昇。一方、鉄鋼、銀行などが需給調整の動きとなっているほか、新興3市場の中小型
株に対する見切売りの流れが強まっている。
売買高が膨れない状況の中、先物、現物市場ともに短期資金による値幅取りの動
きに振らされる状況が続いている。先物市場は前場の高安を超えられないと後場は
膠着に陥ることが目立っている。また、現物では一旦下げに入ると見切りを進める
動きが強まり、オーバーシュート気味に値を下げる銘柄も少なくない。投資家の押
し目買い意欲は後退している一方で投機的な資金が中心であるため、必要以上に値
を下げるといった面もある。
来週は米国ほか、日本も決算発表シーズンに入ってくる。見通しは保守的であ
り、コンセンサスを下回る可能性はあるが、織り込み済みといった面もある。その
ため、この決算を受けて失望の流れとなるか、手控え要因の払拭による見直し買い
の動きとなるかが注目されてこよう。そのほか、TOPIXの浮動株比率と調整係数の見
直しが行われるが、4/27からTOPIXに適用されるため連動資産のリバランス需要発生
日は4/26終値ベースとなるため、買いインパクト、売りインパクト銘柄には短期的
に先回り資金が向かいそうだ。
テクニカル的には日経平均は均衡表の雲上限がサポートとして機能するかが注目
されるが、3/5安値を起点とした上昇ボックストレンドを維持するのであれば、来週
前半には雲を上に放れないと厳しい。また、TOPIXは雲下限に上値を抑えられ
ている状況であるため、これを上抜けないと本格的なリバウンドは期待しづらい。フィスコより
(村瀬)